システム障害 2005 3 24
日経マネー5月号によると、
「ネット証券の泣き所 システム障害相次ぐ」(6ページ)という記事があります。
「最近では、早朝にログインできなくなることも多い。」
「これは、夜間に行われるシステムメンテナンスが長引くことで起こるもの。」
「出勤前に注文を出そうとする人にとっては、痛い障害だ。」
「格安手数料で人気の、ある証券会社は、
2月初旬、4日連続でオンライン取引ができない事態に陥った。」
もはや、手数料の安さ競争は、止めるべきです。
「安さ」で競争するのではなく、「質(クォリティー)」で勝負すべきです。
私は、1月に、あるネット証券で、システムの反応速度を調べてみました。
時間帯によっては、注文が、板情報に反映されるまで、十数秒かかる時がありました。
これでは、値動きの激しい「新興市場の銘柄や新規公開株」では、
この十数秒の間に、株価が大きく動いてしまう時があります。
そういう銘柄でなくても、この十数秒の間に、分厚い板が消えてしまうことがあります。
システムの維持に、多額の資金が必要ならば、約定の有無にかかわらず、
証券会社提供の株式投資ソフトウェア(情報ツール)を有料とすべきです。
あるいは、簡易版は無料で、それ以上ものは、有料とすべきです。
日本では、情報はタダという発想がありますが、
これは、悪しき慣習です。
利用者が、わずかな費用を惜しんだために、
システムが長時間に渡って、ダウンしてしまった。
これでは、利用者にとっても、大きな損です。